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現代版晴耕雨読な日々

華彩 hana-dori ~いけばなで彩り豊かな個性を活かす~

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ものづくりとこれからの自分

積極的モラトリアム期間を満喫しております。悠々自適?なフリーター。
退職後何をしていたかと、今後の活動についてちょっと紹介します。

奥会津①

2月、福島県奥会津の三島町にて、今後の活動の事前調査に行っておりました。
超豪雪地帯で、私が滞在していた2週間も、家の周りは2m強くらいの雪で覆わるようなところです。
一番雪が激しいときに、現地での生活に温かく受け入れていただけたことで、
ものすごい可能性と希望と感動と出逢うことができました!

奥会津②

先日昭和村織姫について書きましたが、来週から1年間、三島町生活工芸アカデミー
参加することとなりました。

三島町は編み組細工の産地で、山ぶどう、ヒロロ、マタタビによる
籠や笊などの生活雑貨を作る文化が息づいています。
この伝統文化を暮らしの中で守り残していこうという「生活工芸運動」があります。

奥会津③

HPやブログ内でちらほら触れておりましたが、やっぱりものづくりが好きで、
自然が好きで、その中で培われた“民藝”を地味ーにゆるーく追いかけて来ました。
現実的な生活とのバランスもあり、自分時間をフル活用して楽しんでおりましたが、
やはり、どうしても、一度、その土地に入り、対象を取り囲む自然環境、
農作業、人、風習、しきたり…あらゆる要素を全て含んで勉強体験してみたいと思ったのです。
工程や原料を知ることで深まる世界や価値観があり、それをもっと掘り下げて、
伝統が育まれた背景や環境、守る人の想いを、同じ視点で感じてみたいと思いました。

そこから興味を持って飛び込んだ福島県昭和村の織姫でしたが、
昭和村を訪問した際に、ふとしたご縁で、今年から新しく始める制度として、
三島町での取り組みを紹介いただきました。

奥会津④

すでに24年続いている織姫制度に対し、生活工芸アカデミーは前例がありません。
町役場の担当者からも、どうなるのか分からないし、受講後の保障もないとの説明。
…私の開拓魂が、刺激されました(笑)

歴史があり、前受講生と村が実績を積み上げてきたからこその信頼と安心のある昭和村織姫制度。
一方で、伝統を守るからこそ「変わらない」ことの価値を大切に、「変わること」に消極的な面が
あったように感じたところもありました。
第一期となる生活工芸アカデミーは、まさに初年度として土台を築き上げていく挑戦。
町、人、文化、環境が抱える課題を見出し、どういう解決策があるか、
何が必要か、どういう変化を取り入れていくかを、実際にやりながら考え、試し、
創っていく機会となりそうなのです。

奥会津⑤

どちらもとっても大切な、素敵な価値だと思います。
すごーーーーく悩みましたが、自分の適性を考え、第一期三島町生活工芸アカデミーに
参加することを決めました!!


そして、参加を決めた大きな理由と、2月に2週間滞在させていただいた中で、
この地にもっと深く入って知りたい!と感じたのは、
工人さんたち(三島町でものづくりをしている人を、伝統工芸士・職人問わず
このように呼んでいます)を包むキラキラとしたオーラ?エネルギー?の正体でした。
高齢化率50%以上の町で、その中でも工人さんたちはシニアの方が圧倒的です。
ただ、なんなのでしょうか。あの生き生きとした、溌剌とした空気感は。
何と言うか、ずっとあのまま、ずっと生き続けそうな、生命力に溢れている印象なのです。

奥会津⑥

対比が今までの生活になってしまうのですが、都内の電車の中、町行く人、社内の大先輩方々には
(自分が)感じられなかった、心が弾むような、いのちが輝くような、そんな
不思議な何かに漲っているように、私には見えたのです。
その正体がなんなのか、私が追及したい‟ものづくり”の価値の根幹的なものの可能性をそこに感じ、
この1年間で本質を探り当てたいと、強く思ったのでした。

奥会津⑦

そして、もうひとつ、工人さんたちの生き方が、まさにこれからの生き方のモデルだと感じたことです。
工人さんたちはみんな(伝統工芸士さんも含め)、職人としてそれだけをずっとずっとやり続けてきたのではなく、
みんなお百姓さんなのです。先生、看護婦、警察、公務員、大工、神主、施工、床屋、医者…そして、
みなさんもれなく農業をしています!三島町は、冬場は雪で埋もれる土地であり、
山間部で大規模農業はできないため、農産業としてではなく、各家庭で夏場に自分の家で食べるだけの
野菜と米を作ります。そして、山に入って山菜やキノコを採り、熊や鹿なども捕り行きます。
もちろん、暖かいうちに、冬場のものづくりの材料となる素材を山の中に採りにも行きます。
もう、もう、大忙し・・・(笑)

奥会津⑨

だからこそ、何でも、本当にみなさん、何でもできるのです!
私が泣きながら、やってもやっても終わらない玄関前の雪かたし(除雪)をしていると、
腰が90度に曲がったおおおばあちゃんが、「ねっかさすけねぇ」(会津弁で、「大丈夫だ」という意味)
といいながら手伝ってくれるのです。
なんなのでしょう、この頼もしさ。安心感。心強さ。
とっても、とっても不思議です。私は滞在していた2週間、この「さすけねぇ」に、
何度となく、心底心が解きほぐされる感覚でした。

奥会津⑧

私が会社勤めをしていて感じたひとつが、「このままでは、この会社でしか生きられない自分」への不安でした。
与えられた業務に対しては、全力でコミットしていたし、それなりの評価もいただけていたように感じています。
ただ、会社から求められていたのが、「この会社で活躍し続ける自分」だったように感じるところがあり、
なんとなく、これが自分の理想と繋がっていなかったことが、退職を決めた理由のひとつでもありました。
すでにお分かりかと思いますが、好奇心旺盛な自分は、テンポよく色々なことをやりたい、
楽しそうなことには首を突っ込みたい性格なこともあり、
仕事についても、もしかしたら、できること、求められること、必要とされることに
臨機応変に応えるような働き方がしたいのかもしれない、というところにも行きつきました。(今のところ)
そういう意味で、(過去の記載と矛盾するかもしれませんがww)こういう仕事がしたい!という
強いこだわりがあるのではなく、求めていたことは、誰かから、「私だから」として必要とされたいという
ところなのかもしれません。
工人さんたちのお百姓さん的な生き方に、どこででも、何をしてでも生きていけるような、そんな逞しさを感じたのです。
昔と時代は違うし、私たちの世代が同じような立場、やり方、働き方でこれからの社会を生きていけるわけではないと思います。
しかし、会社という組織の中で、与えられた役割をこなす生き方には違和感があったという事実を受け入れ、
三島町のものづくりをきっかけに、もしかしたら今後のライフワーク&ライスワークに
繋がるのではないかというワクワクした可能性についても、この1年で深めていきたいと思います。

奥会津⑩

たまたま今回、この機会で生活工芸アカデミーと出逢い、参加させていただくこととなったことは、
きっと、私を求め、必要としてくれたというご縁だと信じ、上述した自分の理想と、三島町に
全力で貢献できるような存在として、1年間を楽しみたいと思います!

奥会津⑪

予定外の不和も起こるかもしれないし、イメージと違って苦しむかもしれない。
不確定要素ばかりで不安になることだって、すでにたくさんある(笑)。
でも、だからこそ、正解が見えない状態だからこそ、やりたいのです。
まぁ、なんと天邪鬼(笑)
先が見えないと不安になるくせに、ゴール設定が度々変わるとイラつくくせに(笑)、
自由に創意工夫を持って挑戦できるフィールドを求めていたりしたのです。

奥会津⑫

先に言っているように、自分の感性を生きるための積極的モラトリアム期間であると共に、
ずっとやりたかった、これだけできれば幸せ、と感じるものづくりに、
どっぶりがっつり向き合ってみる。
その中で、環境や時間や人から、たくさんの気付きや悟りをいただけたらうれしいな。

奥会津⑬

未知だからこそ、ワクワクが留まらない!
三島町のみなさま、同期となるみなさま、よろしくお願いします。
なんだか面白そうなことが起こる予感♪

奥会津⑭

今後の三島町での活動については別途ブログを開設し、報告をしていこうと思いますので、
また報告させていただきます。
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